ポリシーに合うバッグを見つけるため妥協しないフランス人

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旅先などで間に合わせで服を買ったことはありますか?私は昨年秋に旅行した北海道が予想より寒かったので、通りがかったお店で何でもいいから上着を買おうしたことがありました。しかし旅行が終わっても着続けるかな?と考え直して購入はしませんでした。結局、その時は夫の黒色のパーカーを借りたので大丈夫でした。今日はそれと似た話題です。

 いつも不織布のバッグの彼…なぜ?

中国の語学学校には様々な国から留学生が来ています。私はそこで興味深い人に出会いました。

フランス人のクラスメイト

学校では、入学手続きをした時に受け取った教科書や資料を入れるためのバッグ(手提げ袋)をもらいます。素材は不織布で、学校名が漢字でばーんと書かれていました。不織布は使い捨てマスクの素材にも使われていますね。

メインで使うというよりは、サブバッグの印象が強いです。おまけでもらったら捨ててしまう人もいるかと思います。

ところが、クラスメイトのあるフランス人男性がいつもそのバッグ1つで教室に来ていました。そのうち普通のバッグに変わるのかな?(私以外の人も同じことを思っていたようです。)と思っていたのですが、授業開始から4か月くらい経ってもいつもそのバッグなのです。

教科書のサイズに合わせてバッグを半分に折りたたみ、脇に抱えてクラッチバッグ風に持っているのがなんとも言えなかったです。その人は現役の大学生ではなく、お金に困っているという風でもありませんでした。

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不織布とはこのような素材です。実際にもらったバッグはもっと薄いです。

聞いてみた

学校帰りに駅に彼がいたので、会話の中で「どうしていつもそのバッグ(というより袋)なの?」と聞いてみました。すると彼は、
「リュックサックが欲しくて友達と買いに行ったんだけど、自分のポリシーに合ったものがなかったから買わなかったんだ。」(確かこんな内容でした)と言っていました。
一体どんなポリシーなのかまでは分かりませんでしたが、こだわりに合ったバッグが見つかるまでは買わないということだったんですね。

結局、学期末まで私が知る限り彼が普通のバッグで来たことはありませんでした(笑)。

おわりに

私はこのフランス人の彼ほどの信念はありませんが、物やお金を無駄にしないために勢いや妥協で買い物をしないことは大切だと思っています。夫も「この彼の言いたいこと分かるわー」と言っていました。
それにしても、薄い不織布のバッグに教科書と貴重品だけを入れて歩き回れるその身軽さは羨ましいです。

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